営業職と技術職、どちらが偉いのか。 一方、技術職の人たちからしてみれば、営業やマネージメント層の人間などはいなくても仕事は成立します。 でもおそらくそこが限界です。 技術職の人間がそれを行ったところでその道のプロには叶ないのもまた事実です。 「技術職の言っていることはよくわからない。」こんな声をよく聞きます。 これから営業職と技術職の人間が手を取り合う鍵は、STEM教育にあります。営業職と技術職、どちらが偉いのか
強いて言うならば、その答えは"技術職"です。
なぜなら、営業職などの間接業務は、技術職があるからこそ輝けるからです。
技術職が製品を作ってくれるから、営業職はそれを売りに行ける。
技術職が製品を作ってくれるから、マネージメント層が彼らを管理できるのです。
技術職が居なければ、営業職の人たちは何も売ることが出来ないし、マネージメント層の人間も管理するものが無くなります。
つまり、営業やマネージメントなどの間接業務は、技術職の人たちのおかげで仕事が成り立っているといえます。
毎日コツコツと頑張り続けていれば、いずれ製品が完成するからです。
もしかしたら、営業職やマネージメントの人間がいないために、製品を作ってみたら赤字になっているかもしれないし、納期に間に合わないこともあるかもしれません。
でもそれは、技術職の人間を教育してカイゼンをすれば良いのです。
営業職の人間がスキルを獲得し、製品を作ろうとする場合の教育コストは費用対効果に恐らく合いません。
この投資をするくらいならおそらく企業は技術職の人間を採用する方針を採るでしょう。
ですが、技術職の人間が営業をしに行ったり、マネージメントを学ぶ方はまだ現実的です。
元々技術畑の人間を教育してカイゼン続けていれば、きっと一定の効果はでます。納期に間に合わせ黒字にするところまでは持っていくことができるでしょう。
それだけでは会社の利益を最大化することはできないのです。
そこで、営業職の登場というわけです。
つまり、営業職は営業職のエキスパートでなければなりませんし、技術職は技術のエキスパートでなければならないのです。
営業職と技術職のどちらか一方が"偉い"なんてことはなく、お互いが妬み合うことなく協力することで会社の利益を最大化することができると考えます。全員が技術職ならば話は通じる。
これを解決する手段の一つがSTEM教育です。
全員が技術職としての下地を備えていれば、そのまま技術職の道を極めても良いし、営業職になったとしても、技術者との会話についていけるはずです。